ダヴィンチコード(上)
私が興味を持ったのは、モナリザの解釈だ。モナリザは、レオナルド・ダ・ヴィンチが自らの作品の中の最高傑作であると評したことで有名である。その解釈については、さまざまな説があります。まずは、名前の由来について。男性の豊饒神であるアモンと豊饒の女神であるイシス(古代象形文字でリザと呼んだ)、これを並び替えるとAMON LISA→MONA LISAになる。モナリザが男とも女とも分からない顔をしているがゆえに、男女の紙を合わせて並び替えたのだ。この絵は、ダ・ヴィンチが女装した姿を描いたという説もある。もしそうならば、なかなかいけてる気がする。次に、左側の地平線を右よりもずっと下に描いている。これにより右から見るよりも、左から見たほうがより大きく見える。
というのも、ダ・ヴィンチは男性と女性の調和をとることが重要であると考えていたようだ。女性は左、男性は右という概念があり左である女性を大きくみせることで、女性の聖なる力を表現したのだろう。教会の男性中心主義を批判し、作品の中にいろいろと教会批判の要素をちりばめたようだ。最後に、モナリザの微笑み、これが一番の謎である。この微笑は何を意味しているのだろうか・・・・