スピード2
この映画は、前作スピードの第二弾。
一作目が好評で、制作費を大幅に増やしスケールを大きくした。
しかし、豪華客船上の事件ということで、前作のバスジャックという状況よりも親近感というか現実味が感じられず、映画の世界に入り込みづらかった。それに、前作と異なり、内容にスピード感が感じられなかった所が悔やまれる。豪華客船でスピード感を出そうという発想がそもそも間違っている。終盤でモーターボートのシーンを入れてスピード感を出そうと悪あがきをしていたが、時すでに遅しといった感じである。
あらすじ
豪華客船が乗っ取られ、船の中にある宝石が盗まれる。犯行の証拠を消すために犯人はその船の操縦を操り、船を沈没させようとする。それを懸命に防ぐのが主人公達である。テロの恐怖に臆せず立ち向かうスワットの隊員とその彼女は、犯人と交戦し、命からがら船を守りきり、生還するという内容だった。
犯人の犯行の動機が不十分であったこともマイナスポイントである。会社への個人的な恨みとお金目当てでここまで大規模なテロを一人でおこそうとするか?という点が引っかかった。映像的にはいいものだったのだが、シナリオが駄作であったため、つまらない映画になってしまった。