すべての暗号を解き明かし、秘密に迫った。
しかし、聖杯は見つからなかった。

　聖杯は、イエスがはりつけにされた際、
その血を受けた杯であると一般には知られている。
この本での聖杯は、
マリアの女性的な神聖さ
を表すものであると考えられていた。
ラングドンは、聖杯とは
マリアの墓石と彼女の歴史について
書かれた文章のようなものである
と予想していたようだ。
しかし、シオン修道会が守り続けた秘密は
形のないものだった。
マリアを思う心だったのではないか？
と私は感じたが、正解かどうかはわからない。
最後は、ソフィーが事故で死んだとされていた家族との再会し
感動的なフィナーレを迎える。
聖杯の秘密が漠然としたものだったので
ちょっと不満は残るが面白かった。